どれが自分に合ってる?フィギュア処分方法の比較
1.ゴミとして捨てる
「汚れがかなり目立つ」「塗装が剥げてボロボロ」など、状態が非常に悪いフィギュアは、ゴミに出して処分する方が多いようです。
フィギュアには、ポリ塩化ビニル(PVC)やABS樹脂などのプラスチック・ビニール素材が多く使われているため、燃えるゴミや燃えないゴミで捨てることができます。
ゴミの分別は自治体によって異なりますが、現在はプラスチックやビニールも燃えるゴミになるケースが多く、紙くずや生ごみと一緒にゴミ袋に入れて捨てるだけなので、手間も時間もかかりません。
もちろん、化粧箱やブリスター、フィギュア用スタンドなども紙やプラスチック製なので、一気にまとめて捨てられます。
先の尖ったデザインがある場合は、袋が破れたり、ゴミ回収の作業員が怪我をしてしまう恐れがありますので、新聞紙などで保護して捨てるようにしましょう。
高火力の焼却炉も増えていますが、石油や化石燃料で作られているプラスチックなどの素材は、燃やすことで環境に有害な物質を発生させることで、地球温暖化の原因になります。
好きで集めたフィギュアだからこそ、できればゴミとして処分するのではなく、他の方法を検討するのが一番です。
2.誰かにあげる(譲渡)
フィギュアが好きなお友だち、同じキャラクターが好きな方が身近にいれば、整理したいフィギュアをあげるのも処分方法の1つです。
次に大切にしてくれる持ち主がいれば、フィギュアを捨ててしまうよりも気持ちよく処分できます。
ただし、友人だとしても必ず受け取ってくれる訳ではありませんし、引き取る側にも選ぶ権利がありますから、あまり状態が悪いと断られてしまうでしょう。
しかも、友人や知人からのもらい物は、整理したいと思ってもなかなか処分がしづらい事もあり、相手に負担を強いるというデメリットもあります。
快く引き受けてくれるのであれば良いですが、何でも譲渡先が見つかるわけではありませんので、一気にまとめて整理するには少々不便です。
3.慈善団体などに寄付する
フィギュアの処分方法としてはあまり知られていませんが、いらなくなったフィギュアや玩具を様々な支援団体に寄付することが可能です。
NPO法人もったいないジャパンのように、児童養護施設、福祉施設、途上国へフィギュアをそのまま届けて再活用するケースと、AKIBAリバティー・いいことシップのように団体がフィギュアを専門店に売却することでその金額を寄付に充てるケースとがあります。
物資の寄付を受け付けている団体では、本やCD、DVD、日用品などその他の不用品を集めている事も多いので、他のアイテムもまとめて処分できて便利です。
寄付はあくまでも善意で行うものですから、どちらの場合でも団体までの宅配便の送料は、基本的に寄付者である自分が負担しなければなりません。
また、売れるもの・売れないものは団体によってかなり差があるため、利用条件をきちんと確認してくださいね!
4.オークションや買取店で売る
アニメ・マンガなどの文化が盛んな昨今、フィギュアの中古品にも多くの需要が発生しており、処分がてらフィギュアを売って現金を得る事ができます。
上記3つの処分方法は、どれも手放すことは可能でも換金はできませんので、経済的な面では最もオトクな方法です。
処分・売却目的で個人が利用できるサービスは、「個人売買(オークション、フリマ)」「Amazon小口出品」「リサイクルショップ」「専門買取店」の4つがあります。
それぞれの方法にはメリット・デメリットがありますので、どのサービスで売るのが良いのかは、利用者の求めるところによります。
フィギュアを売りたい方は、下記で各売却方法を詳しく解説していますので、手間や費用などを見比べてみましょう!
フィギュアを売って処分するなら、どの方法が良い?
ネットオークションやフリマアプリで個人に売却する
ヤフーオークションや楽天オークション、メルカリ、ラクマといったネットを使ったオークションやフリマアプリでは、スマホ1つで簡単に出品でき、フィギュアを売る事が出来ます。
送料や利用手数料などが差し引かれますが、フィギュアの売値は自分で設定できるため、売れれば満足度が高い方法です。
ただし、最近はフィギュアの出品数が多く、安くて綺麗なものが求められるため、期待する価格で売れるとは限りません。
「登録→状態確認→商品撮影→情報登録・出品→問い合わせ対応→落札者の入金確認→梱包・発送→相手の評価→振込確認」と、かなりの手間がかかります。
時間に融通のきく方や、少ない量を売りたい方であれば問題ないかと思いますが、手軽に利用したい方にとってはかなり負担が大きいため、注意して利用しましょう。
Amazon小口出品で売却
大手インターネット通販サイトAmazonは、小口出品が個人でも利用できるので、中古のフィギュアを売る事が可能です。
すでにAmazonに登録されている商品でないと売る事は出来ませんが、アカウントを持っていればプライム会員でなくても利用できる売却サービスです。
オークションやフリマに比べて利用者数も格段に多いため、目に留まれば売れる可能性は高くなりますし、規定も決められているので安全性にも優れています。
ただし、出品にかかる手間などは、ほとんどネットオークションやフリマアプリと変わらないため、時間に余裕のある方なら検討してみても良いでしょう。
Amazonの小口出品は基本成約料100円の他に、送料(1点につき514円)と販売手数料(売り上げの10%)が加算され、総額から差し引かれてしまいます。
また、2営業日以内の出荷が必須となることや、送金が2週間に1度など制約も多いので、規約をきちんと確認してから検討することをおすすめします。
リサイクルショップで売る
ジャンルを問わず何でも売る事ができるリサイクルショップは、街中に店舗を構えているため、いつでも好きな時に利用できるのが魅力です。
フィギュア以外にも家具・家電、本、ブランド品など様々なアイテムを取り扱っており、引っ越しや大掃除の時にも便利に使えます。
ただし、店舗の場合はお店まで持って行く必要があり、往復の時間と交通費、さらには待ち時間も発生するため、手間の面ではあまり優れているとは言えません。
さらに、リサイクルショップは何でも売れる代わりに、フィギュアの買取に強い訳ではないため、全体的な査定額がかなり安めに提示されます。
処分を目的としている方は良いですが、少しでも高く売りたい方にとっては積極的に利用したいサービスではないでしょう。
専門買取店で査定してもらう
リサイクルショップとは違い、フィギュアの需要や中古市場に精通し、専門的な査定を行うのが買取店です。
店舗型・出張型・宅配型と3種類のサービスが設けられていますが、価格を重視したいのであれば宅配買取がイチオシです。
さらに、宅配買取ならお店に行く必要がなく、申し込み後に梱包・発送すればあとは待つだけなので、少ない時間で手軽に売る事ができます。
詳しくは「店舗買取と宅配買取の違い|どちらの買取方法で売るのがオトク!?」で解説していますが、宅配買取はお店にとっても顧客にとっても優れたサービスで、価格・サービスともに一度は使っておきたい選択肢と言えます。
宅配買取は非対面のサービスで、査定スタッフに会う事がありませんので、少々見られると恥ずかしいフィギュアも、気兼ねなく売る事が可能です。
特にフィギュアの買取に強いお店を知りたい方は、「フィギュアを売るならココ!おすすめ買取店ランキング」で今人気のお店をチェックしてみてくださいね。
フィギュアの処分はどの方法が良い?自分に合った捨て方・売り方はコレ!
大切にしてきたフィギュアの整理は、「捨てる」「あげる」「売る」の3つの方法があります。
どうやって処分するのがベストなのか、それぞれの長所・短所やサービスを比較してみました。