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魔改造フィギュアは売れない!?買取店の利用可否とその理由を調査

自分流にアレンジした魔改造フィギュアは、買取店で売れないという話も多く聞かれますが、実際はどうなのか調査してみました。
改造済みのフィギュアを売りたい方は、失敗しないためにもしっかり確認しておきましょう。

UPDATE:

フィギュアの「魔改造」が指す範囲

完成品に手を加えたら魔改造と言える

魔改造という言葉はもともと、原形をとどめない状態まで手を加え、改造を施したものの事を指します。

フィギュア、ミニ四駆、プラモデルなどのおもちゃから、ゲームや自動車に至るまで、幅広い製品に対して使われていました。

原形と異なる改造をすれば、それはすべて「魔改造」と言うことができますが、今はフィギュアの改造に対してのみ使われることが多くなっているようです。

特に、美少女フィギュアの改造品として使われる事が多く、衣装、髪型、アイテムなど様々なパーツの改造が当てはまります。

既成のフィギュアは作品のイメージを忠実に再現している一方、魔改造は自分好みに変えられるため、より幅広い楽しみ方をしたいファンが行っていますよ。

改造の度合いは何が含まれる?

魔改造フィギュアは「別物に作り変えているもの」を指しますが、小物の追加・変更から別フィギュアとの合体まで、その範囲は非常に広いものです。

美少女フィギュアでは、主にフィギュアの服を削り取ったり、シンナーなどで塗装をはがし、再着色することで露出の高いセクシーな状態(または裸に近い状態)に改造するのがよくある手法です。

改造レベルの高い方になると、ヘアスタイル自体を変えたり、他のフィギュアの胴体と入れ替えるなどして、大きく印象を変える方もいます。

市販のフィギュアは、販売されている状態がオリジナルとして扱われるので、少し手を加えただけでも魔改造となります。

決められた規定・ルールなどがある訳ではありませんが、美少女フィギュアの爪にネイルをしたり、帽子をかぶせるなどの小さな改造も、当てはまる可能性があるんです。

魔改造フィギュアは買取店で売れるの?

魔改造NGのお店が圧倒的多数!

フィギュア買取店で魔改造フィギュアが売れるのか、実際にお店のルールを調べてみました。

すると、人気買取店である「フィギュア買取ネット」「もえたく!」「2次元美少女買取王国」や、大手買取店「あみあみ」「秋葉原リバティー」「らしんばん」など、ほぼ全てのお店が買取不可としていました。

博多すまいる、ネットで高く売れる鑑定団など、改造したフィギュアが売れるお店も一部あるようですが、売れないお店がほとんどだと考えておいた方が良いでしょう。

たとえば「魔改造」という言葉を使っていなくても、「改造(改変)しているもの」「手を加えているもの」「正規品でないもの」といった言葉で規定されているお店もあります。

利用店の取り扱いを確認する時は、表現だけでなくその意味をしっかり読み取って、判別してくださいね。

売れない買取店が多いのはナゼ?

販売されているフィギュアは完成品の状態がオリジナルであり、完成状態にのみ版権(著作物を販売する権利)があります。

つまり、売られているフィギュアに手を加えた時点で、著作権法を侵害する違法行為となってしまうのです。

特に、著作権の中には「同一性保持権」という著作者人格権の1つがあり、著作物を作者の意に反して変更・改変することはできません。

一部・全部を問わず、少しでも手を加えたものを作る事も、またそれを買取ったり販売することも法律違反となります。

実際に、2019年1月には千葉県市内の男性が、魔改造したラブライブなどのフィギュアをネットオークションで販売したとして、著作権法違反の容疑で逮捕されました。

個人的な趣味の範囲で楽しむのであれば、公に知られることはないと思いますが、売買すると逮捕・処罰されるリスクがあるので、絶対にやめましょう。

魔改造フィギュアを買取っているお店は使って良いの?

先ほどお伝えしましたが、一部のお店では改造したフィギュアの買取を行っており、流通の一端を担っています。

顧客側からすれば、このような買取店は売れる幅が広くて魅力的ですし、お店が良しとしていれば利用したくなるものです。

しかし、どのような買取店であったとしても、魔改造フィギュアを売った時点で自分自身が犯罪者となってしまう可能性がありますので、利用しないのが賢明です。

また、魔改造フィギュアを買取っているお店は、違法行為を促している事になり、信頼性が著しく低下します。

古物商許可を得ているお店であったとしても、利用するのは控えた方が安全です。

オークション・フリマアプリで売るのもダメ!

インターネットオークションやフリマアプリは、個人の不要品を出品する事が多いため、「いらない魔改造フィギュアなら売って良いのかな?」と思いがちです。

ただし、残念ながらそもそも売買すること自体が違法となるため、個人売買であっても魔改造品を売ってはいけません。

販売の時点で改造が許可されているフィギュア以外、目的を問わず改造してはならないので、オークションやフリマであっても逮捕・処罰の対象となります。

何らかの理由でどうしても改造が必要な場合は、著作者やフィギュアの版権を持つ権利者から、事前に許可を得ている必要があります。

電話では記録が残らないため、メールや書面でフィギュアの販売メーカーに連絡を取るようにしてください。

意外と知らないSNSの落とし穴

実は、著作権の「同一性保持権」は私的・公的を問わず、すべての範囲に適用される権利です。

つまり、フィギュアの改造行為自体、趣味であっても行ってはいけないと法的に決められています。

私的利用で楽しめるのは、あくまでも自宅内で自分一人で行うなど、誰にも知られない状態に限ります。

SNSなどに魔改造フィギュアの写真をアップした場合は、メーカーなどに訴えられてもおかしくありません。

つい上手に改造できた時は、多くの人に見てもらいたくなってしまいますが、公にするのは控えましょう。

多くの時間を費やして作品を世に出した作者やメーカーの事も考えて、大切なフィギュアはルールの範囲で楽しんでくださいね!

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